2012年1月 6日 (金)

お年賀

明けましておめでとうございます。

マレーシアは年明けから大洪水で、スンの実家のあるクチンも、腰まで水が来ているらしく、大変な年明けを迎えている。旧正月までには落ち着くことを祈るばかりだ。

スンは年末年始は日本で過ごした。私も少し長めに休みを取り、のんびりと時間を取ることができた。

年明け、お年賀として、近所の方から錦松梅をいただいた。スンはこういうのは食べるのだろうかと思って聞いてみた。

私:錦松梅、食べる?
スン:タベル
私:錦松梅だよ。わかるの?
スン:ウン

あまりに会話がスムーズなので、私の直感が働く。
(これは何か勘違いしていないか?)

私:錦松梅って、かつお節のフレークみたいなフリカケで、ご飯にかけて食べるんだよ。食べる?
スン:マレーシア、持ッテ行ッテモイイヨネ?
私:いいけど… (いいけど、あのパラパラご飯で大丈夫なのかな?)
スン:オ酒ニ、入レタリ…
私:えっ?お酒?お酒には入れないよ。だって、かつお節と小さい魚と山椒の実が入っているんだよ。
スン:あー。アレ!「金のフレーク」ト思ッタ!じゃあ、イラナイ。

そうか。「きん(しょうばい)」にかつお節の「フレーク」で、金のフレーク(金箔)をいただいたと思ったのね。

そんなお年賀、いだだけるものなら、是非、いただいてみたい!

今年もよろしくお願いします。

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2011年9月16日 (金)

無料ならいいけど

スンがどこかから、「蒸気でアイマスク」を出してきて、隣りで目に当てている。

「あ、いいなー。それ、気持ちいいよね」
と私が羨ましそうに言うと、スンが、
「ラベンダーの香りもあるよ」
と言う。

「でも、これはムリョウ」

これを言葉通りに「無料」だと思ってはいけない。スン語辞典にかけると、ちゃんとわかる。

「これは無香料」

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2011年9月 8日 (木)

最近はサンバで。

スンが自分で、いわゆる自営業という形で仕事をするようになってから、マレーシアに滞在する時間が長くなった。そして、いろいろなマレーシアの優れた商品を見つけては、日本や中国に輸出する方法を考えている。先日も、マレーシアに一ヶ月以上滞在していたところに私が合流し、一緒に帰って来る際に、新しい商品の検疫と通関手続きをした。手続きは品目ごとに必要書類が異なるので、一回一回が新たな勉強だ。検疫所、税関、保健所などに通っては教えてもらうことになるのだが、相談官が親切で、本当に助かっている。

そんな苦労や勉強をしながら輸入した物を日本で販売するルートを開拓しなければならず、これにもまた、多くの方の協力が必要だ。

先日は、スンは日本の輸入会社の方をある方からご紹介いただいて、打ち合わせと夕食に出かけて行った。

家に帰って来ると、スンはいつになく興奮していた。お会いした方がこれからの仕事のキーパーソンになりそうだ、ということもあるが、連れて行っていただいたお店が新鮮な海鮮料理の専門店で、とても美味しかったらしい。

スン 「イカが生きたまま出てきてね…」
私 (おぉ、よくびっくりしなかったね、このマレーシア人)
スン 「吸盤が口に吸い付いて来るんだよ!」
私 (わぁ、そりゃ興奮するね)
スン 「魚は全部、アクアリウム(水族館)に生きたままいる」
私 (お、それは本格的!っていうか、生け簀ね)
スン 「新鮮な魚がまるごと出てきて、さばいてくれるんだよ」
私 (ふーん!確かにすごい!)
スン 「刺身に頭と尻尾が付いていて…!」
私 (本格的な活き造りね)
スン 「みんなで四種類の魚を食べたんだけど…キンタイメ!キンタイメ!すごいでしょ」
私 (ん?それは、金目鯛のことかな?)
スン 「あと、サンバ!」

サンバ!

ブラジル人のダンサーの陽気な声とサンバミュージックが聞こえた…と思ったら、ここでさすがに笑いをこらえきれなくなった。

サバね、鯖。

スンは更に興奮して言った。
「本当にすごかったよ。日本に7年住んでいて、あんなお店、初めてだった!」

うーん、私は生まれてこの方、ずっと日本に住んでいるけれど、一度もそんなお店に行ったことない!(私が連れて行かなかったわけじゃないから!)

さて、後日、この話を友人たちにしたところ、
「サンバって、サバじゃなくて、サンマのことじゃない?」
という指摘が入った。

あれ?サンマか?妻の「スン語辞典」がうまく変換しなかったか?

そこで、本人に改めて確認。
「この間食べた魚、ほら、サンバ。あれ、サンマのことだったの?それとも、サバ?」

すると、スンは自信をもって答えた。
「サンマじゃないよ。サンバ。サンマとサンバの違いはわかるよ」

ふむ。微妙に違うけれど、言いたいことはわかった。

やっぱり、鯖ね。
よかった、妻の勝ち(勝ち負けじゃないけど)
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2011年7月18日 (月)

軟骨

なんとなく、ブログに書きそびれていたが、私が1月~3月に「世界青年の船」事業にスタッフ乗船しているさなか、2月にスンが約3年勤めていた会社を退職した。ずっと長い間の夢だった、自分の会社を作るための準備に本格的に取り組みたい、と意を決したらしい。

そうは言っても、先立つものがないのは不安なので、再就職のための活動も少しばかりしていた時のこと。ある会社で、二次面接まで進んだ。その面接はなかなかユニークで・・・というよりも、スンがユニークな人なので、どうやら面接の途中で立ち位置が逆転してしまったらしい。

スンいわく、
「面接官が、面接官というよりも、人としてとても興味深い人だったので『あなたの好きなタイプは、どのような人ですか』って聞いちゃった」
と。

それでも、その面接官はきちんと答えてくださったらしい。

「その人が好きなタイプは、一つ目が Willing to accept challenge (挑戦を果敢に受け止める人)、 二つ目が Positive thinking (前向きな思考の人)・・・」

(ふむふむ・・・ 結構、スンも当てはまるんじゃないかな・・・)

「そして、三つ目が・・・」

(三つ目が?)

「ナンコツ」

(え? ナンコツ? 軟骨?)

もちろん、妻たるや、そんなことで動じてはいけない。冷静に考えて、冷静に対応する。相手の尊厳のために、吹き出してもいけない。

「ナンコツ? えっと、それ・・・柔軟、じゃない?」 

すると、スンに言われた。

「オー、ソウソウ、ジュウナン! ムズカシイ日本語、シッテイルネ!」

えぇ、そりゃあ、もちろん、日本人ですから。

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2011年7月10日 (日)

石井ジョウジ

スンが2月にそれまで約3年間勤めていた会社を辞めた。そして、今は自分で会社を興して日本・マレーシア・中国の三カ国を股にかけて貿易の仕事をしようとしている。

最近は、マレーシア産のかなり高品質のオーガニックの健康茶を見つけ、海外での販売権を取ったと言う。しかし、肝心なのは輸入販売者を見つけること。

「スーパーとかじゃなくて、高級な物を扱う店に出すのは、どうすればいいのかな・・・。石井ジョウジとか・・・」

石井ジョウジ?

もちろん、そんな名前の友達はいない。でも、スンの妻を務める以上、ここは推測力を最大限に発揮させる。

イシイジョウジ・・・石井・・・ジョウジ・・・! 

正解は・・・成城石井。

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2011年6月 5日 (日)

薬局で

薬局で、いくつか買いたい物があったので、スンと一緒に出かけた。

「ナニ、買ウノ?」
と聞かれたが、それぞれ説明するのも面倒なので、
「いくつか・・・」
と答えたら、
「クツ?!」
とビックリされた。

「ちがう。い・く・つ・か」
とゆっくり言うと、
「オー、イクツカ。私モ、イクツカ、買ウ。オナジダネ」

えっと・・・。同じ物を買うかどうか、わからないんですけど・・・。

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ちなみに、5月19日のコメントに書いた結婚記念日の旅行で行った伊東のホテル。
スンがあれだけ頑張って交渉してくれたにもかかわらず、「現実的な物」どころか、お祝いのメッセージすらなかった・・・。残念。

 

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2011年5月19日 (木)

現実的に

明日はスンと私の結婚記念日。2004年に結婚したので、7周年!早いな~、とつくづく思う。

スンは結婚記念日に何かしよう、とずっと楽しみにしていた。
「どうする?どうする?」
と聞かれても、なかなか名案が浮かばない私に業を煮やしたのか、ついに自分で情報を得て、伊東の温泉宿を見つけて予約してくれた。

その予約、なんとコールセンターに電話をして、担当者と30分も話したとか!

いろいろと話して、希望を伝え、最後に
「何かご質問はありますか?」
と聞かれたスン。すかさず、
「明日ハ、私タチノ、結婚記念日。何カ、アリマスカ?」
と聞いたそうだ。

すると、コールセンターの人は、すぐに
「おめでとうございます」
と言ってくれた上に、
「お祝いのメッセージを用意します」
と言ってくれたそうだ。

でも、マレーシア人。メッセージぐらいでは納得しない。

「メッセージ、ジャナクテ、モット、現実的ナモノハ・・・?」

さすがに、コールセンターのお姉さんも、これには大笑い。
このことを宿の担当者に伝えてくれることになったそうだ。

さて、明日。何が出てくるのやら。
スンの奮闘の結果に期待したい。

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2011年5月15日 (日)

へい、いっちょう!

先日、スンが歯が痛い、と言っていた。それも、ただ痛いだけではなく、頭にまで響くような激痛だったらしい。

「痛み止めの薬、何かない?」
と聞かれて、救急箱を探してみたら、これなら効くかな?というような薬があった。

「これでいいんじゃない?」
と渡しすと、
「いっちょう?」
と聞かれた。

おしい!

一錠(いちじょう)と一丁(いっちょう)。音は似ているけれど、だいぶイメージが違うね。

「おい、薬、おくれ」
「へい、いっちょう!」

なんて、時代劇風に・・・想像しすぎかしら。

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2011年5月12日 (木)

激動の4ヶ月

2011年が明けて、1月から「世界青年の船」という国際交流事業にスタッフとして参加。ソロモン、フィジー、オーストラリアを寄港しながらプログラムが進んでいた途中で、父が心臓の手術をすることを知り、2月下旬にバヌアツから一時帰国。父は10時間に及ぶ手術で何とか一命を取り留めたものの、約5日麻酔で眠っていた。不安なまま3月を迎え、そして3月11日に東日本大震災を地下鉄の中で体験した。その後、いろいろな不安や迷いを抱えたまま、3月12日からは昨年より計画していたギリシャ・イタリアへの旅行・・・。旧知の友人との再会を喜ぶ中に、不安や「こんなときに海外にいていいのか」という罪悪感が交錯し、楽しむに楽しみきれない不思議な感覚の二週間だった。そして帰国して、震災の被害の甚大さを改めて知り、心を痛めながら自分にできる範囲での支援活動を微力ながらやっていた。まさに、激動の4ヶ月だった。

身の回りで起きたことが、あまりにも大きすぎて、4ヶ月も空白になってしまったブログも、どのように書き始めていいのかわからなくなってしまったが、とにかく、再開してみようと思う。

でも、今日のところはこれにて終了。

震災で尊い命を落とされた方のご冥福を祈りながら。
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2011年1月15日 (土)

スーパー銭湯

先日、同僚と仕事のスケジュール調整をしていたときのこと。
彼女が私に言った。

「その日は、訪問先の方との打ち合わせの可能性があります。スーパー銭湯で」

えぇ? スーパー銭湯で打ち合わせするのかしら。

「スーパー銭湯で?」
「はい、スーパー銭湯ですが・・・」

不可解な顔をする私に、彼女も困った様子。

でも、スーパー銭湯での打ち合わせなんて、聞いたこともない・・・。

言葉が通じない二人の間に、微妙な沈黙が流れた。

スーパー銭湯・・・スーパーセントー・・・スウパァセント・・・

あ! 数パーセント! 数パーセントの可能性で、その日に打ち合わせがあるのね!

やっと気付くまで、数秒かかった。相手がスンだったら、もっと早くひらめいただろうに、日本人だったので、推理力が鈍ったようだ。

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2011年1月 3日 (月)

新年快来!

明けましておめでとうございます!

2010年があっという間に過ぎ去り、2011年になりました。
スンが日本に住み始めたのが2004年。日本語も上達し、今年は兎のごとく飛躍する年にしたいものです。

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日本の年末年始の過ごし方にも慣れてきたスン。大晦日の前夜、嬉しそうに話していた。

スン 「明日ハ・・・、オ酒ノンデ・・・、ハクホウ見テ・・・」
私  「白鵬?」
スン 「・・・」
私  (年末大相撲なんてあったっけ・・・?スンって白鵬のファンだっけ??)
スン 「あ・・・ コウハク・・・」
私  「紅白!紅白歌合戦!」

こうやって、無事、大晦日は大相撲ではなく、紅白歌合戦を見ながら過ごすこととなった。

年明けは、箱根駅伝を見ながら、わかったように言う。

「アシノモト!あ、ここ、この間、行ったところでしょ?アシノモト・・・」

えっと・・・。クリスマスに私の両親と一緒に行ったのは、芦ノ湖だっけ。

今年も一年、笑いの多い年となりますように。

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2010年12月26日 (日)

ご質問にお答えします

少し前に書いた記事にコメントとして、質問があったので、スンに聞いてみたところ、おもしろい答えだったので、ここに書くことにします。

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【質問①】

マレーシアでは「まるまると太った、丈夫そうなお子さんですね」というほめ言葉は禁物だと聞きましたが、本当でしょうか?もしそうならばそればなぜで しょうか?

【答え】

本当だそうです。そのように褒めると、子どもが病気になる、と信じられているのだとか。小さい子を褒めると、神様がやきもちを焼くそうですから、あまり子どもは褒めないほうがいいようです。

【質問②】

人の背中をぽんぽん叩く日本流の「ニコポン」はマレーシアではやってはいけないと聞きましたが事実でしょうか?もしそうならば、そればなぜで しょうか?

【答え】

背中ではありませんが、肩と頭を叩いてはいけない、と言われています。

特に、中華系の人たちは、「3つの光」=「運」がその人の両肩と頭に乗っている、と信じているそうで、そこを叩くと「光が消える」=「運がなくなる」、として、嫌がられるとのこと。特に、賭け事をしているときに、うっかり肩を叩いて「調子はどう?」なんて聞くと、ものすごく怒られるそうです。

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へぇ・・・そうなんだ・・・、と聞きながら、思い出した。

私、けっこう、スンの肩を叩きながら、
「元気?」
とか言っているかも!

実は、嫌だったのかなぁ・・・。そうだったら、ごめんね。

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2010年12月16日 (木)

変な日本語

今日、スンと二人でバーミヤンに行き、お粥を頼んだ。

しばらくして、お粥を二つ、手に持った店員さんが現れた。
「お粥はどちら様でしょうか?」

え?

どちら様って・・・ 二人座っていて、お粥を二つ注文したら、一人一杯ずつってわからないのかしら。

そんなに、交互に顔を見られても・・・。それとも、どちらかが二杯とも食べる、と思ったのかしら。

そういえば先日、半蔵門線の車内放送もおかしかった。

「危ないですから、無理なご乗車、飛び込みはおやめください」
だって。

日本人の日本語も、おかしくなっているねぇ。
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2010年12月13日 (月)

最中

先日、スンがウナギを食べたい、というのでちょっと豪華にウナギ屋さんへ行った。

美味しいうな重を食べたあと、スンが、デザートのメニューをじっと見ている。

「ソフト最中 抹茶・バニラ」

試しに、聞いてみた。
「これ、なんて書いてあると思う?」

しばらく考えて、スンが答える。
「ソフト サイチュウ・・・」

やっぱりだ。

スンと結婚する何年か前のことだが、日本語を勉強してるチェコ人の友人が遊びに来たことがある。そのとき、私の両親と一緒にドライブしていたときのこと。途中で買ったお土産の箱を見ながら、彼女がつぶやいた。

「メロン サイチュウ って なんですか?」

最中=さいちゅう
最中=もなか

この漢字は、外国人にはかなり難易度が高いようだ。

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2010年11月30日 (火)

下痢

昨日、スンが小包を用意していた。そして、ガムテープを手に、私を見ながら、
「カッテ」
と言う。

カッテ?

手には、ガムテープ・・・
そして、目は何かを求めている・・・
それで・・・カッテ・・・

あ、わかった。

「切って」と言おうとして、英語の「Cut (カット)」「切って」が混ざっちゃったのね!

笑っていたら、
「君はコマカイ」
と憮然とされた。

実はこの日、スンが働いているイケアのレストランに、父のご友人がいらっしゃったそうだ。私たちの結婚式に一度、いらっしゃっただけなのに、スンはその方のお顔を覚えていたらしい。

しばらく立ち話をしていたら、職場のメンバーに、
「誰?」
と聞かれたスン。

「ゲリのチチのトモダチ」
と答えたらしい。

(コマカイようだけど・・・正解は、「義理の父」!」

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2010年11月 1日 (月)

自腹で

スンの両親が、今日、マレーシアに帰国した。言葉がなかなか通じなくて困ることもあったが、極少の単語とボディランゲージと笑いで、どうにかコミュニケーションをとることができ、楽しい時間を過ごすことができた。

先週は、私の両親と一緒に横浜中華街へ行った。通訳役のスンがいなくて、どうやってコミュニケーションをとるのかと思ったが、父は平気で日本語で話したりして、でも、どうにか通じていたみたいだ。スンがいなくて残念だったが、二家族の両親と一緒に撮った写真を、父がさっそくプリントアウトしてプレゼントしてくれたことも、スンの両親は嬉しかった様子。

その写真を見た日の夜、スンがつぶやいた。
「サッキの写真、ムカツク・・・」

えええっ?家族写真のことが、ムカツク?
まさか・・・。もしかして、中華街を散策していたときに撮った写真。私が両家の両親と一緒に撮っていたところに、スンも一緒にいられなかったことが「残念」だったのかな?

「むかつく?どういう意味?」
と聞いてみても、
「サッキの写真。ムカツク」
というばかり。

何か、言葉の意味を勘違いしているのかしら。

「むかつくって・・・。むかつくって、すごく悪い言葉よ。あんまり、使わない方がいいよ。意味、わかってる?」

・・・と話しているうちに、はっと気がついた。

そうだ。さっき、私の方が一歩先に帰ったから、スンのお母さんが作っておいてくれた焼きビーフンを食べながら、「おいし~」顔の写メを撮って、ハラペコで帰宅途中のスンの携帯に送ったっけ!家族写真ではなくて、あの写真のことかぁ!

「あーー!あの写真!そっか、そりゃぁ、ムカツクかもね。あ、ごめん、ごめん。」

すると、スンが、憮然としながら、早口で切り返してきた。

「スン君の日本語はネェ、ケッコウ、ウマイんだよ。シラナカッタ?」

あ、失敬、失敬。でも、私もこのチャンスは逃さない。

「あのね、スン、そういうふうに言うこと、何ていうか知ってる? 『自画自賛』って言うんだよ」

日本語が上達したことを「自画自賛」するスン、もちろん、自信たっぷりに言い返す。

「シッテルヨ! 自画自賛。 ・・・自腹デ自我自賛!」

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2010年10月28日 (木)

昨日なの?昨年なの?

9月から10月にかけて、3回の海外出張が続き、まさに、「タッチ・アンド・ゴー」で出かけていた。そんな中、スンの両親が来日(現在、滞在中)。我が家に泊まり、あちこち観光に出かけたり、美味しい料理を作ってくれたりしている。

そんな、てんやわんやな中、スンは間もなく始まる、アセアンの青年たちとの交流プログラムの一部である、ディスカッションプログラムのファシリテーターをしている。

今日は、そのプログラムの実行委員のメンバーとの最終ミーティング。それなのに、
「ミーティングの場所、どこだっけ。誰かに聞いておいて」
と呑気なことを言っている。

「えー?場所の連絡のメール、来ているでしょ?」
と言ってみると、
「キョネン、キタ。ダカラ、ワカラナイ」
と平然と言ってのけた。

事実として、スンがミーティングの場所を忘れた、ということはわかったが、果たして連絡が来たのは本当に昨年?先月?いつだったのかしら?

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2010年9月26日 (日)

日本の運転免許取得!

1ヶ月ほど前だが、やっとスンが日本の自動車免許を取得することができた。

以前から、外国人でも日本の免許を取ることができる、と聞いてはいたが、どうやって取るのか、日本語ができなくてもいいのか、というような心配があって、結局、来日6年目のチャレンジとなった。

日本の免許を取るためには、当然、母国での運転免許が必要になる。
スンの場合は、マレーシアの運転免許を翻訳し、それを駐日マレーシア大使館で承認してもらって持参した。

試験は、筆記試験と実技の2回に分けて行われる。ここで注意しなければならないのは、江東運転免許試験場では、アメリカ人しか試験を受けられない、ということ。ほかの国籍の人は、全員、鮫洲運転免許試験場へ行かないといけないのだそうだ。

筆記試験は予約無しで受けることができ、様々な言語で試験が用意されている。

スンの場合、国籍がマレーシア人、となっているので、
「マレー語もあるよ。マレー語じゃなくていいの?」
と2回も聞かれたそうだ。ちなみに、スンは英語で受験。

筆記試験は基本的な内容だったそうで、問題なくパス。

その後、予約を取って受けた実技試験は、ちょっと難関。まず、試験管は日本語しか話さない、ということと、日本と外国の車はギアの入れ方が異なるらしく、最初でつまずいた、と言っていた。結局、1回目の試験は不合格。2回目に受けた試験で合格し、無事、日本の運転免許取得!!

これまでは、国際運転免許を使っていたので、1年に1回、マレーシアで書き換えをしないといけなかったが、これでしばらくはその必要も無し。よかった、よかった・・・。

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2010年8月13日 (金)

それって、ほめ言葉?

先日、少し短めに髪を切った。

それを見て、スンが言う。

「イマノ ホウガ イイ」

あ、そうなんだ。結婚した頃は、髪が長いほうがいいって言うから、ずいぶん頑張って、髪を伸ばしてみたこともあったけど。やっぱり、短いほうがいいんだ・・・。

なんて考えていると、少しの沈黙の後、スンがひと言。

「シイタケ ミタイ」

・・・えぇ???

椎茸?シイタケみたい?

それって、ほめ言葉なんだかどうだか・・・ビミョウだ。

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2010年8月10日 (火)

かしら

スンが突然、聞いてきた。

「カシラ、ッテ ナニ?」

かしら・・・。かしら? 頭のこと?
(また、ナゾときだ・・・)

私が即答しないので、スンもちょっと考えて、例を出してきた。
(これは、進歩)

「ナニナニ カシラ・・・。イイカシラ・・・。ドウカシラ・・・」

あ!それかぁ!
そこで、まず、釘を刺す。

「それは、女の人が使う言葉だよ。どうかな?いいかな?みたいな質問につけるけど、あまり意味はない」

うーん、我ながら、これは良い回答ではない、というのはわかるけれど、ここで大切なのは、「・・・かしら」が女性の言葉だということ!間違っても、スンが皆さんの前で、
「そうかしら・・・」
なんて、おネェ言葉を発しないように、気をつけてもらわないと!

「じゃあ、男性の言葉は?」

と、スンに聞かれて、また、困る。

(うーん、なんだろう。「どうかな?」「いいかな?」 それもヘンだなぁ・・・)
そんなことを考えていると、突然、ちょっとトーンが低めの声が聞こえてきた。

「イイカイ?」

思わず、大爆笑している私を見て、スンは不満そう。
何が悪いって、いやいや、大正解なんだけど。
文章的には正解でも、実際に耳から音が入ってくると、まるでメロドラマみたい。
(これを読んでいる方も、ぜひ、近くの男性を捕まえて、「いいかい?」と声に出して言ってみてもらってください!)

日本語のニュアンス・・・まだまだ、つかむのは難しいかな。
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