2012年9月 3日 (月)

ペラペラって…

スンのことではないが、ちょっと面白かった逸話を。

「世界青年の船」事業のプログラム調整のために、トルコに行ったときのこと。3年前にこの事業に参加した日本語が上手な女の子が、自分の事業参加の動機について、一生懸命、日本語で話してくれた。

「私は、最初、世界青年の船のプログラムのことはよくわからなかったけれど、友達に、参加したほうがいい、と言われて申し込みました。でも、合格しても、参加しようかどうしようか、と迷っていました。そうしたら、友達が、10年も前に、このプログラムに参加した人を紹介してくれました。その人は、会社の社長で、とても偉い人で、はじめは、ふん、としていました。でも、世界青年の船の話をしたら、目がペラペラして…!ずっとその時のことを話していました。それで、このプログラムはすごく良いプログラムなんだと思って、参加することにしました。」

えっ?

目が……ペラペラ?

目がペラペラしたって、一体、どんなことになっちゃったんでしょうね。でも、一人の女の子の心を動かしたぐらいだから…。

ペラペラしてたんでしょうね。

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2012年8月 1日 (水)

今日の運勢

なんの気なくラジオを聞いていたら、今日の運勢が流れてきた。今日、ラッキーな人から順番に星座を発表していたが、私の牡羊座がなかなか出てこない。

(聞き逃したかな…)
と思っていたら、なんと、今日、一番アンラッキーな人が…牡羊座!

「でも、がっかりしないで…」
とラジオが続く。
「牡羊座のラッキーパーソンは、『穏やかな人』です!」

なるほど。じゃ、スンも当てはまるかな?

「あのさ、今日の私のラッキーパーソンは、『穏やかな人』だって。だったら、スンも当てはまるから、大丈夫だよね?」
と聞いてみる。

「ウンウン」
とスンが頷く。

よかった!あ、でも、スンは意外と短気なときもあるから、ここで釘を刺しておこう。

「だからさ、ずーっと、穏やかでいてね」

「ウン」
と自信たっぷりにスンは頷く。

そして、ひと言。
「トリアエズ、『穏やか』はナニ?」

あれー?そこ、ですか!

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2012年7月30日 (月)

家業はなに?

仕事でとてもお世話になった、旅行会社の方が退職された。スンも「東南アジア青年の船」事業をお手伝いしたときにお世話になっていたので、そのことを報告した。

私 「○○さん、旅行会社を辞めちゃったよ」
スン 「エーッ!ソレデ?今、ナニヤッテル?」
私 「家の仕事をやるらしい」
スン 「ケンチクシ(建築士)?」

難しい言葉を知っていた、というところで正解!にしてあげたいけど…家業は建築士とは違うんだな。残念。

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2012年7月 6日 (金)

私はやっぱり、日本人

先日、深圳に行ったときに、スンに荷物を託された。商品サンプルなどが入っているから、日本に持って帰って、と。

その後、電話があって、聞かれた。
「あの袋の中に、何が入っていたっけ?」

え?そんなこと、わかるわけがない。預かった袋はスーツケースから出して、そのままスンの机の上に置いてあるし。

「わからない」
と答えると、
「やっぱり。そのまま、置いてあるでしょ?」

何かまずいことしたかなー、と思っていると、大笑いをしながら言われた。
「中国人はねー、自分の物じゃなくても、開ける。中身なにかなー、って、チェックする。やっぱり、君は日本人だ。」

当たり前でしょうが。私は日本人ですから。

そんな会話をしながら、ふと、思い出して確認した。

「7月下旬のセブ行きの話、大丈夫?飛行機、取っちゃったよ」

すると、自信満々の返事が。
「Promise is a promise. 予約したものは、完成させよう!」

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2012年6月24日 (日)

iPhoneカバーを買ったら

週末を利用して、香港を経由して深圳へ。久しぶりにスンに会ってきた。

深圳は観光地でもないし、とても短い滞在だったので、大したことはしなかったが、スンがシャツと仕事用のバッグが必要だったので、買い物に行った。

ある店で、スンが「ココの物は、一部、本物。一部、ニセモノ」と言う。でも、どうも、身振りと言っていることを総合して想像するに、ある物はニセモノだけど、ある物は本物、という訳ではなさそう。一つの商品の一部が本物で、一部がニセモノ…?って、それって、結局、ニセモノなんじゃないの?なんだか、怪しい…。

私は、数日前にiPhoneを落としてカバーが壊してしまったので、新しいカバーを買うことにした。シルバーのカバーでちょっとカッコいいのがあったので、それにしたのだが、家に帰って実際にiPhoneに付けてみると、前のより少し重い気がする。

「こっちの方がちょっと重い」
とスンに言うと、スンがそれを手にして言う。

「いいじゃん、この方が、てんぱがいい。」

てんぱ?

またしても、新しい言葉が出現。

テンパ…てんぱ…てんぱ…?

私が変な顔をしているのを察して、スンが身体で表現しながら、もう一度言う。

「新シイiPhoneハ、てんぱガ悪イカラ。ケース、重イト、てんぱガ集マル。ダカラ、イイ」

どうやら、今日の正解は、「てんぱ=電波」らしい。

うーむ。言いたいことはわかった…とは言え、カバーが重い方が電波が良くなる、という情報が正しいかどうかは疑問だ。

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2012年6月19日 (火)

どんな体験したの?

今、スンは仕事の関係で中国にいる(たぶん)。マレーシアへ行ったり、シンガポールへ行ったり、いろいろなので、私も実は、なんとなくしかその動きが把握ができていない。

さっき、久しぶりに電話がかかってきた。いつになく早口で、日本語で一生懸命、話している。

曰く、3日間の研修に参加していたらしい。ちょっと興奮気味に報告。

「スゴイ、コースダッタ。3回モ泣イタヨ。1回死ンデ、1回起キル。ダカラ、死ヌ時ハ、スゴク、コワイ。ソレデ、死ヌマエニ、大切ナ人ニ、何ヲ言ウカ、考エル。父サンと、母サンと、奥サンと。ダカラ、泣イタ。ソウイウ時ハネ、誰モ、お金のコトハ、言ワナイ。モット、大切ナコト、ワカッタ。終ワッタ時ハ、コースの参加者50人、ミンナ、家族ダッタ。ゼンサイミモノ ノ 体験ダッタ。」

なんとなくわかるような、わからないような。そして、「ぜんさいみもの」の体験!

そりゃ、一体、どういう体験をしたんだろうか。

興味深々・・・。

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2012年5月23日 (水)

金環食の日

金環食を前にして、日本中が盛り上がっているとき、ドリカムの「時間旅行」の歌詞の中に、
♪ 指輪をくれる?ひとつだけ
2012年の金環食まで待ってるから
というフレーズがあると聞いた。

さっそくスンに、
「ドリカムの時間旅行、聞いて!」
と伝えてみた。

金環食、当日。

もちろん、金環食は見た。
もちろん、指輪はない…というか、メッセージはさっぱり伝わっていなかったようだ。こういう時、外国人の夫というのは、残念だ。

そして、朝食。

スンが中国語で歌を歌いだした。一生懸命、歌いながら、私の反応を見ている。

ん?

念のため、聞いてみた。

「これ、ラブソング?」

残念そうな顔をしながら、スンが頷く。

あー、ごめん。さっぱり、わからなかった。これは、お互い様ってことね。

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2012年5月17日 (木)

外国人と結婚したと思った瞬間

スンが久しぶりに日本に帰って来て、今日は晩ご飯にカレーを作ってくれた。カレーと言っても、マレーシア風なので、スープのようにしゃぶしゃぶしている。

少し多めにできたので、一度に食べ切れず、余ったカレーを見て、スンが言う。

「明日、お弁当に持ッテイケバ?」

お弁当って、こんなしゃぶしゃぶのカレー、万が一、持って行く途中で液体が漏れたら大惨事だ。

「無理だよ、こんな液体のカレー、持って行けない」
と言うと、当然のような顔をして返事をされた。

「アレ、使エバ?ビニール袋」

あぁ、外国人だ…。

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2012年1月 6日 (金)

お年賀

明けましておめでとうございます。

マレーシアは年明けから大洪水で、スンの実家のあるクチンも、腰まで水が来ているらしく、大変な年明けを迎えている。旧正月までには落ち着くことを祈るばかりだ。

スンは年末年始は日本で過ごした。私も少し長めに休みを取り、のんびりと時間を取ることができた。

年明け、お年賀として、近所の方から錦松梅をいただいた。スンはこういうのは食べるのだろうかと思って聞いてみた。

私:錦松梅、食べる?
スン:タベル
私:錦松梅だよ。わかるの?
スン:ウン

あまりに会話がスムーズなので、私の直感が働く。
(これは何か勘違いしていないか?)

私:錦松梅って、かつお節のフレークみたいなフリカケで、ご飯にかけて食べるんだよ。食べる?
スン:マレーシア、持ッテ行ッテモイイヨネ?
私:いいけど… (いいけど、あのパラパラご飯で大丈夫なのかな?)
スン:オ酒ニ、入レタリ…
私:えっ?お酒?お酒には入れないよ。だって、かつお節と小さい魚と山椒の実が入っているんだよ。
スン:あー。アレ!「金のフレーク」ト思ッタ!じゃあ、イラナイ。

そうか。「きん(しょうばい)」にかつお節の「フレーク」で、金のフレーク(金箔)をいただいたと思ったのね。

そんなお年賀、いだだけるものなら、是非、いただいてみたい!

今年もよろしくお願いします。

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2011年9月16日 (金)

無料ならいいけど

スンがどこかから、「蒸気でアイマスク」を出してきて、隣りで目に当てている。

「あ、いいなー。それ、気持ちいいよね」
と私が羨ましそうに言うと、スンが、
「ラベンダーの香りもあるよ」
と言う。

「でも、これはムリョウ」

これを言葉通りに「無料」だと思ってはいけない。スン語辞典にかけると、ちゃんとわかる。

「これは無香料」

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2011年9月 8日 (木)

最近はサンバで。

スンが自分で、いわゆる自営業という形で仕事をするようになってから、マレーシアに滞在する時間が長くなった。そして、いろいろなマレーシアの優れた商品を見つけては、日本や中国に輸出する方法を考えている。先日も、マレーシアに一ヶ月以上滞在していたところに私が合流し、一緒に帰って来る際に、新しい商品の検疫と通関手続きをした。手続きは品目ごとに必要書類が異なるので、一回一回が新たな勉強だ。検疫所、税関、保健所などに通っては教えてもらうことになるのだが、相談官が親切で、本当に助かっている。

そんな苦労や勉強をしながら輸入した物を日本で販売するルートを開拓しなければならず、これにもまた、多くの方の協力が必要だ。

先日は、スンは日本の輸入会社の方をある方からご紹介いただいて、打ち合わせと夕食に出かけて行った。

家に帰って来ると、スンはいつになく興奮していた。お会いした方がこれからの仕事のキーパーソンになりそうだ、ということもあるが、連れて行っていただいたお店が新鮮な海鮮料理の専門店で、とても美味しかったらしい。

スン 「イカが生きたまま出てきてね…」
私 (おぉ、よくびっくりしなかったね、このマレーシア人)
スン 「吸盤が口に吸い付いて来るんだよ!」
私 (わぁ、そりゃ興奮するね)
スン 「魚は全部、アクアリウム(水族館)に生きたままいる」
私 (お、それは本格的!っていうか、生け簀ね)
スン 「新鮮な魚がまるごと出てきて、さばいてくれるんだよ」
私 (ふーん!確かにすごい!)
スン 「刺身に頭と尻尾が付いていて…!」
私 (本格的な活き造りね)
スン 「みんなで四種類の魚を食べたんだけど…キンタイメ!キンタイメ!すごいでしょ」
私 (ん?それは、金目鯛のことかな?)
スン 「あと、サンバ!」

サンバ!

ブラジル人のダンサーの陽気な声とサンバミュージックが聞こえた…と思ったら、ここでさすがに笑いをこらえきれなくなった。

サバね、鯖。

スンは更に興奮して言った。
「本当にすごかったよ。日本に7年住んでいて、あんなお店、初めてだった!」

うーん、私は生まれてこの方、ずっと日本に住んでいるけれど、一度もそんなお店に行ったことない!(私が連れて行かなかったわけじゃないから!)

さて、後日、この話を友人たちにしたところ、
「サンバって、サバじゃなくて、サンマのことじゃない?」
という指摘が入った。

あれ?サンマか?妻の「スン語辞典」がうまく変換しなかったか?

そこで、本人に改めて確認。
「この間食べた魚、ほら、サンバ。あれ、サンマのことだったの?それとも、サバ?」

すると、スンは自信をもって答えた。
「サンマじゃないよ。サンバ。サンマとサンバの違いはわかるよ」

ふむ。微妙に違うけれど、言いたいことはわかった。

やっぱり、鯖ね。
よかった、妻の勝ち(勝ち負けじゃないけど)
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2011年7月18日 (月)

軟骨

なんとなく、ブログに書きそびれていたが、私が1月~3月に「世界青年の船」事業にスタッフ乗船しているさなか、2月にスンが約3年勤めていた会社を退職した。ずっと長い間の夢だった、自分の会社を作るための準備に本格的に取り組みたい、と意を決したらしい。

そうは言っても、先立つものがないのは不安なので、再就職のための活動も少しばかりしていた時のこと。ある会社で、二次面接まで進んだ。その面接はなかなかユニークで・・・というよりも、スンがユニークな人なので、どうやら面接の途中で立ち位置が逆転してしまったらしい。

スンいわく、
「面接官が、面接官というよりも、人としてとても興味深い人だったので『あなたの好きなタイプは、どのような人ですか』って聞いちゃった」
と。

それでも、その面接官はきちんと答えてくださったらしい。

「その人が好きなタイプは、一つ目が Willing to accept challenge (挑戦を果敢に受け止める人)、 二つ目が Positive thinking (前向きな思考の人)・・・」

(ふむふむ・・・ 結構、スンも当てはまるんじゃないかな・・・)

「そして、三つ目が・・・」

(三つ目が?)

「ナンコツ」

(え? ナンコツ? 軟骨?)

もちろん、妻たるや、そんなことで動じてはいけない。冷静に考えて、冷静に対応する。相手の尊厳のために、吹き出してもいけない。

「ナンコツ? えっと、それ・・・柔軟、じゃない?」 

すると、スンに言われた。

「オー、ソウソウ、ジュウナン! ムズカシイ日本語、シッテイルネ!」

えぇ、そりゃあ、もちろん、日本人ですから。

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2011年7月10日 (日)

石井ジョウジ

スンが2月にそれまで約3年間勤めていた会社を辞めた。そして、今は自分で会社を興して日本・マレーシア・中国の三カ国を股にかけて貿易の仕事をしようとしている。

最近は、マレーシア産のかなり高品質のオーガニックの健康茶を見つけ、海外での販売権を取ったと言う。しかし、肝心なのは輸入販売者を見つけること。

「スーパーとかじゃなくて、高級な物を扱う店に出すのは、どうすればいいのかな・・・。石井ジョウジとか・・・」

石井ジョウジ?

もちろん、そんな名前の友達はいない。でも、スンの妻を務める以上、ここは推測力を最大限に発揮させる。

イシイジョウジ・・・石井・・・ジョウジ・・・! 

正解は・・・成城石井。

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2011年6月 5日 (日)

薬局で

薬局で、いくつか買いたい物があったので、スンと一緒に出かけた。

「ナニ、買ウノ?」
と聞かれたが、それぞれ説明するのも面倒なので、
「いくつか・・・」
と答えたら、
「クツ?!」
とビックリされた。

「ちがう。い・く・つ・か」
とゆっくり言うと、
「オー、イクツカ。私モ、イクツカ、買ウ。オナジダネ」

えっと・・・。同じ物を買うかどうか、わからないんですけど・・・。

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ちなみに、5月19日のコメントに書いた結婚記念日の旅行で行った伊東のホテル。
スンがあれだけ頑張って交渉してくれたにもかかわらず、「現実的な物」どころか、お祝いのメッセージすらなかった・・・。残念。

 

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2011年5月19日 (木)

現実的に

明日はスンと私の結婚記念日。2004年に結婚したので、7周年!早いな~、とつくづく思う。

スンは結婚記念日に何かしよう、とずっと楽しみにしていた。
「どうする?どうする?」
と聞かれても、なかなか名案が浮かばない私に業を煮やしたのか、ついに自分で情報を得て、伊東の温泉宿を見つけて予約してくれた。

その予約、なんとコールセンターに電話をして、担当者と30分も話したとか!

いろいろと話して、希望を伝え、最後に
「何かご質問はありますか?」
と聞かれたスン。すかさず、
「明日ハ、私タチノ、結婚記念日。何カ、アリマスカ?」
と聞いたそうだ。

すると、コールセンターの人は、すぐに
「おめでとうございます」
と言ってくれた上に、
「お祝いのメッセージを用意します」
と言ってくれたそうだ。

でも、マレーシア人。メッセージぐらいでは納得しない。

「メッセージ、ジャナクテ、モット、現実的ナモノハ・・・?」

さすがに、コールセンターのお姉さんも、これには大笑い。
このことを宿の担当者に伝えてくれることになったそうだ。

さて、明日。何が出てくるのやら。
スンの奮闘の結果に期待したい。

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2011年5月15日 (日)

へい、いっちょう!

先日、スンが歯が痛い、と言っていた。それも、ただ痛いだけではなく、頭にまで響くような激痛だったらしい。

「痛み止めの薬、何かない?」
と聞かれて、救急箱を探してみたら、これなら効くかな?というような薬があった。

「これでいいんじゃない?」
と渡しすと、
「いっちょう?」
と聞かれた。

おしい!

一錠(いちじょう)と一丁(いっちょう)。音は似ているけれど、だいぶイメージが違うね。

「おい、薬、おくれ」
「へい、いっちょう!」

なんて、時代劇風に・・・想像しすぎかしら。

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2011年5月12日 (木)

激動の4ヶ月

2011年が明けて、1月から「世界青年の船」という国際交流事業にスタッフとして参加。ソロモン、フィジー、オーストラリアを寄港しながらプログラムが進んでいた途中で、父が心臓の手術をすることを知り、2月下旬にバヌアツから一時帰国。父は10時間に及ぶ手術で何とか一命を取り留めたものの、約5日麻酔で眠っていた。不安なまま3月を迎え、そして3月11日に東日本大震災を地下鉄の中で体験した。その後、いろいろな不安や迷いを抱えたまま、3月12日からは昨年より計画していたギリシャ・イタリアへの旅行・・・。旧知の友人との再会を喜ぶ中に、不安や「こんなときに海外にいていいのか」という罪悪感が交錯し、楽しむに楽しみきれない不思議な感覚の二週間だった。そして帰国して、震災の被害の甚大さを改めて知り、心を痛めながら自分にできる範囲での支援活動を微力ながらやっていた。まさに、激動の4ヶ月だった。

身の回りで起きたことが、あまりにも大きすぎて、4ヶ月も空白になってしまったブログも、どのように書き始めていいのかわからなくなってしまったが、とにかく、再開してみようと思う。

でも、今日のところはこれにて終了。

震災で尊い命を落とされた方のご冥福を祈りながら。
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2011年1月15日 (土)

スーパー銭湯

先日、同僚と仕事のスケジュール調整をしていたときのこと。
彼女が私に言った。

「その日は、訪問先の方との打ち合わせの可能性があります。スーパー銭湯で」

えぇ? スーパー銭湯で打ち合わせするのかしら。

「スーパー銭湯で?」
「はい、スーパー銭湯ですが・・・」

不可解な顔をする私に、彼女も困った様子。

でも、スーパー銭湯での打ち合わせなんて、聞いたこともない・・・。

言葉が通じない二人の間に、微妙な沈黙が流れた。

スーパー銭湯・・・スーパーセントー・・・スウパァセント・・・

あ! 数パーセント! 数パーセントの可能性で、その日に打ち合わせがあるのね!

やっと気付くまで、数秒かかった。相手がスンだったら、もっと早くひらめいただろうに、日本人だったので、推理力が鈍ったようだ。

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2011年1月 3日 (月)

新年快来!

明けましておめでとうございます!

2010年があっという間に過ぎ去り、2011年になりました。
スンが日本に住み始めたのが2004年。日本語も上達し、今年は兎のごとく飛躍する年にしたいものです。

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日本の年末年始の過ごし方にも慣れてきたスン。大晦日の前夜、嬉しそうに話していた。

スン 「明日ハ・・・、オ酒ノンデ・・・、ハクホウ見テ・・・」
私  「白鵬?」
スン 「・・・」
私  (年末大相撲なんてあったっけ・・・?スンって白鵬のファンだっけ??)
スン 「あ・・・ コウハク・・・」
私  「紅白!紅白歌合戦!」

こうやって、無事、大晦日は大相撲ではなく、紅白歌合戦を見ながら過ごすこととなった。

年明けは、箱根駅伝を見ながら、わかったように言う。

「アシノモト!あ、ここ、この間、行ったところでしょ?アシノモト・・・」

えっと・・・。クリスマスに私の両親と一緒に行ったのは、芦ノ湖だっけ。

今年も一年、笑いの多い年となりますように。

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2010年12月26日 (日)

ご質問にお答えします

少し前に書いた記事にコメントとして、質問があったので、スンに聞いてみたところ、おもしろい答えだったので、ここに書くことにします。

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【質問①】

マレーシアでは「まるまると太った、丈夫そうなお子さんですね」というほめ言葉は禁物だと聞きましたが、本当でしょうか?もしそうならばそればなぜで しょうか?

【答え】

本当だそうです。そのように褒めると、子どもが病気になる、と信じられているのだとか。小さい子を褒めると、神様がやきもちを焼くそうですから、あまり子どもは褒めないほうがいいようです。

【質問②】

人の背中をぽんぽん叩く日本流の「ニコポン」はマレーシアではやってはいけないと聞きましたが事実でしょうか?もしそうならば、そればなぜで しょうか?

【答え】

背中ではありませんが、肩と頭を叩いてはいけない、と言われています。

特に、中華系の人たちは、「3つの光」=「運」がその人の両肩と頭に乗っている、と信じているそうで、そこを叩くと「光が消える」=「運がなくなる」、として、嫌がられるとのこと。特に、賭け事をしているときに、うっかり肩を叩いて「調子はどう?」なんて聞くと、ものすごく怒られるそうです。

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へぇ・・・そうなんだ・・・、と聞きながら、思い出した。

私、けっこう、スンの肩を叩きながら、
「元気?」
とか言っているかも!

実は、嫌だったのかなぁ・・・。そうだったら、ごめんね。

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