電車の優先席付近は、携帯電話の電源を切らなければならない、という表示がありますが、その意味を知っていますか?
私は、携帯電話がペースメーカーを付けている人に、何らかの影響を及ぼすから電源を切らなければいけないんだ、という程度に思っていました。
先日、電車の普通席に座っていたら、私の隣に座っていた人が、目の前に立っていた女性のために席を譲りました。そうしたら、その女性が、「私、ペースメーカーをしているので、その席に座れないのよ」とおっしゃったのです。
なんとなく、その会話を耳にしながら、もしかすると私が携帯電話を持っているので座れないのか、と思い、女性に「私の携帯電話のせいですか?この電源を切ったらお座りになれますか?」聞いてみると、「はい」という返事。
そこで、慌てて携帯電話の電源を切り、その女性に座っていただくようにしたのですが、どうしても気になって、「少しお話を聞かせてください」とその女性に話しかけました。
携帯電話がペースメーカーに、どれくらいの影響を与えるのか。
人込みなどで携帯電話の電源が入っている人が近づいたら、なんとなく察知はできるのか。
その女性によると、ペースメーカーの周囲 22センチ以内に電源の入った携帯電話が近づくと、ペースメーカーが止まってしまうのだそうです。
そして、その瞬間に、自分の心臓も動いていなかった場合は、そのまま死に至ることもあるのだそうです(実際に亡くなった方がいらっしゃるとのこと)。
「携帯電話を持っている人が気づいたときは…きっと、私が気を失ったときでしょうね」とその女性はおっしゃいました。
それほど、ペースメーカーを付けた人にとって、携帯電話は脅威なのだそうです。
ちなみに、電磁調理器の場合は、半径9メートルに近寄れないともおっしゃっていました。
私たちにとっては、当たり前のようにして使っている携帯電話。公共の場での携帯マナーについてもいろいろと言われていますが、一部の人にとっては生死に関わる重大な問題なのです。
私は、携帯電話がそこまでペースメーカーに危険を及ぼすことを知りませんでした。
ですから、私はその女性に、「一人一人が責任を持って、このことを伝えていかないといけないですね。私も周りに伝えていくようにします」と約束をしました。
そんなことがあったので、今日はスンのチンドン劇場ではなくて、マジメなお話でした。
これを読んだ皆さんも、ぜひ、このことを多くの人に伝えていってください。
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